2011年インド修行旅行記<目次>
- 成田市のネットカフェ NARITA
- 出発からデリー Delhi
- リシケシ Rishike
- ウッタラーカンド(インド北部)豆知識 Uttarakhand ←今、ココ。
- ウッタルカーシー Uttarkashi
- インドの土砂崩れ The mudslide of India
ガンジス川上流の聖域
ここでちょっと豆知識として、インドの北部にあたる聖域「ウッタラーカンド」州について、本から紹介したい。
「インドの北に広がる地域は、古くからウッタラーカンド(北部地方)と呼ばれている。われわれ日本人にとって、西方が浄土であるように、ヒンドゥー教徒にとっては、北方のヒマラヤの彼方(かなた)が”天界につながる聖域”」
なのだそうだ。
特に重視されているのは、ヤムノートリー、ガンゴトリ、ケダルナート、バドリナートの「四大聖地」。
いずれも豪雪に見舞われる標高3000m以上の高地にあたり、足を踏み入れられるのは、5月、6月と雨季空けの9月、10月に限られる。雪や道路の状況によって山開きが遅れることもあれば、豪雨による土砂崩れで通行止めになることも珍しくない。訪れる者には極めて過酷な条件だが、それだけ巡礼や礼拝の価値が高いとされているのである。ガンゴートリーは、「北向きのガンガー」という意味で、ガンジス川が北西向きに流れる。ガンガー女神はヤムナー女神の妹ともいわれるが、妹よりも人気が高く熱狂的な崇拝者が少なくない。ここから下るガンジス川は次々と合流し、大河となって平野に流れる。その膨大なエネルギーに魅かれるからなのだろう。
ウッタラーカンド州の街の写真。下をクリックするとアルバムにジャンプします。
リシケシの シヴァ神 |
ウッタルカシの ハヌマーン |