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2011年11月26日土曜日

2011年インド修行旅行記 ウッタルカーシー Uttarkashi

リシケシからウッタルカーシーへ

『ピーパルマンディ』と呼ばれる木
8月15日(水)
『ピーパルマンディ』と呼ばれる木
  ウッタルカシに向かう途中、名も不明な町で昼食をとった。ここでは『チョーメン』という、日本の焼きそばそっくりな感じの麺を食べた。(このチョーメンで次の日おなかを壊した)

 その食堂のすぐ近くに、
大きな菩提樹の木があったので、気になって見に行ったら先生もいた。木の横には小さな祠(ほこら)があり、祠の中にはシヴァ神が祀ってあった。

木の生えている地面には、まるで舞台のように、地上から80㎝ぐらい高くなっていた。私も上に上がって、菩提樹の木を眺めたあと、地面に降りて写真をとっていたら、インド人が横で

ピーパルマンディ!ピーパルマンディ!

と言った。なんかとても怒っている様子だった。

あとでインド人ガイドのミスラさんに聞くと、「ピーパルマンディ」とは菩提樹でシヴァ神を祭ってある一応お寺だということで、靴を履いて上がったらいけないって、怒っていた事を知った。

ウッタルカーシーに到着

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ウッタルカーシー到着。

ここは『ゴームク』というガンゴートリーの奥にある、ガンジス川上流(源流)地点まで巡礼する旅人の、休息する地点らしい。

先生曰く、「一応」聖地だ。 緑が豊かで、人も穏やかな感じがあって、とても落ち着く街。

ウッタルカシの街並み

陸の孤島と化す

ここ数日の雨で、ゴームクに行く道は土砂崩れが発生し、道が開通していないらしい。また来た道も土砂崩れで塞がっていて、実際に「陸の孤島」と化していた・・・!

雨で移動ができないので、ホテルの中で一日数回、2~3時間置きに、修行や勉強会が行われた。ここではたっぷり修行できた。


アーユルヴェーダの調整剤

インドでは、普通の薬局と、アーユルヴェーダの薬局と2種類ある。自由時間の時、近所のアーユルヴェーダの薬局に「トリファラ」という整腸剤を買いに行った。
英語の発音で「トリフィラ」と言うと通じなかったので、あやしいヒンディー語の発音風で、「トリファラ~」といってもダメで、一緒にいた人に、英語で話してもらい購入。40ルピー(約80円)。

 「トリ」とは「3つ」という意味で(ヨーガに3グナっていう言葉があるが、これはトリグナともいう)、3種類の果物だったか忘れちゃったけど、アーユルヴェーダ的にお腹によい成分が入っているらしい。

先日の「チョーメン」でお腹を壊している人が続出だったが、チコ先生がお腹を壊した私に、トリファラのタブレットをくれたので、今後の為に買っておいた。

ヴィシュワナート寺院 Vishwanath Temple,ハヌマーン寺院

8月16日
The Kashi Vishwanath Temple of Uttarkashi
今日もゴームクに行けそうか、土砂崩れの状況がとうなっているのか、先生方は政府の人に話をしているらしく、すぐ出発ってなるかも知れないし、無理かもしれないという、微妙な状況で、いつでも出発できる心の準備をして、私はまた街に繰り出した。

街の奥をどんどん進んでいくと、寺院を発見

地図を表示


お寺の人らしき人に入れるか聞いてみたら、手招きされ、中に入った。
中に入ると、目の前に、ハヌマーンの像が!


私は礼拝をした。

ハヌマーンは「ラーマーヤナ」(インドの叙事詩)によると、シヴァ神の化身でもあり、ラーマとシータに対し、献身の愛(バクティ)の姿で描かれている。この姿はバクティヨーガの見本というか、もっと広く言えば人間の神に対するあるべき姿を表していると思う。

帰依』の象徴である。

また、大変強くて神通力を備えている。あの西遊記にでてくる孫悟空は、ハヌマーンがモデルらしい。

他にクリシュナとシータ、ラーマの像があった。

クリシュナとラーダー
建物の中では、寺の出家修行者がヒンディ語で解説してくれた。(よくわからないかったが)

左からラクシュマナ、ラーマ(ビシュヌ神)、シーター
あとからミスラさんに聞くと、ここは有名な寺院で、本山がバーラナシーにある、「ヴィシュワナート寺院」、「ハヌマン寺院」だそうだ。

クリシュナ派、シヴァ派といろいろ派が分かれているが、ここは一つの建物内に、シヴァ神、ハヌマーン、クリシュナ、ラーマが仲良く祀られているので、あまり「派」は関係ないような気がした。

そもそも至高なる存在は一つで、時代によっていろいろなお姿で、その時代にあった説き方をするために、この世界に降誕して、「役」を演じている。そんなことを思わせるお寺であった。


ガンゴートリー、断念


8月17日  
今日、ゴームクに出発できなかったら日程上断念せざるを得ない。
もし、道が少しでも開通していたら、行きたい人だけジープをチャーターして、途中、歩くことになるかもしれないし、必ず到着できるという保証もないけど、そうなった場合、行きますか?とTさんに言われ、即答で
行きます!
と答えた。

先生が行くのならついて行こうと思っていた。

しかし、道は土砂崩れの開通の目途もたたず、みんなの安全もあり、ガンゴートリー、ゴームク行は断念
ちょっと行きたかったけど、これも神の思し召しである。修行しなさいってことなのかな。

この日は、ラーマのマントラ「ラームラームラーム・・・」とみんなで唱えていると、陽が差し込んできたりた。


師の誕生日


 ガンゴートリーは残念だったけど、でも今日は先生の誕生日で、私はまた街に繰り出し、先日よりも遠くまで散策して、街の果物屋さんでTさんとマンゴーを買った。

そして夕食の後、サプライズでケーキが登場し、神の歌を大合唱!

みんな子供みたいに純粋で、それぞれ、(こっそり買っていたらしい)プレゼントを渡した。

みんなが幸そうにしていたのが印象的であった。






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