人は自己中心的になるほど、ますます神から遠ざかり、つまりはますます貧しくなる。
持ち物で人の貧しさをはかってはならない。本当のものさしは、人がどれだけ神から遠ざかっているかということだ。
主に近づけば近づくほど、人は豊かになる。
主を忘れれば忘れるほど、人は貧しく、また惨めになる。
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人々は神のことを話すが、彼らの話はうわべだけだ。彼らは本当に神を信じているだろうか?
主は、各自のカルマに応じて分け前を与えられる。すべての人が、当然与えられるべきものを得る。実際は心配の種は何もないのだ。
しかし、人は神を信じない。だから彼らは自分の分け前以上のものを求める。これが、あらゆる困難と不安の根源にあるのだ。
信じる者は常に満ち足りた気持ちでいる。彼らは主におすがりし、満足感を享受する。
人は、神を信じていない者とのつきあいを避けるべきだ。信仰心のない者は、自分たち自身で嫌なことに耐え、自分たちの不満を他の人に漏らす。
――スワーミー・アドブターナンダ
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【目次】
第一話 釈迦牟尼如来/第二話 アサンガ/第三話 シャヴァリ/第四話 アドヴァヤヴァジュラ(マイトリーパ)/第五話 ナーロー/第六話 マルパ/第七話 ミラレーパ/第八話 ガンポパ/第九話 ラーマクリシュナ・パラマハンサ/第十話 M(マヘーンドラナート・グプタ)/第十一話 アドブターナンダ/第十二話 パラマハンサ・ヨーガーナンダ/第十三話 ヨーゲーシュワラーナンダ