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2011年12月16日金曜日

2011年インド修行旅行記 ハリドワール Haridwar









「神の門」ハリドワール

8月20日

朝6:00。あんまり寝れなかった私は、ハリドワールの河川敷きに行った。
てっきり6:00にみんなと待ち合わせだと勘違いしてて、外に行ったが誰もいなかった。でも、みんなと後で合流するようになればいいっか、と思い、一足先にA木さんと沐浴場に出発した。

ハリドワールはリシケシの近くにあり、「ハリ」とは(ヴィシュヌ神の異名)神であり、「ドワール」は門を意味する。つまり「神の門」。シヴァ派の人々は、シヴァの異名「ハラ」から、ハルドワールと呼ぶ。

ハヌマーン・ババの弟子

テクテク歩いていると、オレンジ色の僧衣を着た痩せたサドゥが近寄ってきて、A木さんに何かを見出したかのように、河川敷きに座るように命じた。
そしておもむろに、手相を見てアドバイスをし始めた。
占いの最中、この人はA木さんをペチペチとビンタをしてた。
「インド人の愛情表現なのかなー?」と私は思ったが不明である。
私もほっぺをつねられたりしたが、A木さんのほうが多くやられてたのであった。

また、この人は「ハヌマーン・ババの弟子」といい、しきりに
「ハヌマーン・ババのところに行こう!」
と誘ってきたので、何度も
「アイム ビジー(忙しい)」
と言って断り続けた。

最後に木の実の種ののようなプラサードをくれて、ちょうどそのときに先生たちが来たので合流し、助かった。

ちょっと好奇心で「ハヌマーン・ババ」って気になるが、ビンタをする人の師匠はもっと怖い気もする・・・。
頂いたプラサードは、湿った食べ終わったプラムの種のようで、カバンの中に入れてたらカラッカラに乾いてしまい、申し訳ないけど後から捨ててしまった。
(A木さんはちゃんと食べたらしい)

河川敷きには、たくさんのサドゥと沐浴する人、洗濯する人がいた。

ハリドワールの詐欺?

歩くこと40分くらいだったろうか?やっと沐浴場に着いた。

ここでは、沐浴するためにお金をはらう。

沐浴上の脇に受付みたないところがあって、そこでお金を支払ったあと、領収書みたいなものをもらい、川岸に向かった。

荷物もあるので、みんなで順番に川に入っていったのだが、私は荷物を持って待機していたら、ちょっとしたトラブルのようなことが起きた。
ガードマン風の制服を来たインド人2人組がまゆをしかめて、なにやら話かけてきた。紙をチラつかせてヒンディー語で、通行手形の意味なのかサインやお金を請求してきたので、「既に支払った」とT先生が何度となく言ったが、「ノーノー!」と請求してきた。

困ったT先生は、川で楽しそうに泳いでいる松川先生を呼んだ。
先生は話を聞いたあと、即答するように「ノーノーそんなもんは知らん。」というふうに断ったら、
「ダメだこりぁ・・・」と言わんばかりに引き上げていった。

横で見ていた生徒の一人に聞くと、「多分詐欺だね。だって他の人、こっちを見て笑ってた」って。
私は「インドって、きっとこういうことがしょっちゅうあるんだろうなー」と思った。

生まれて初めての沐浴

『 ガンガーで沐浴すると、罪は皆、逃げ去ります。しかし去ったとしても何になりますか。 その罪は、ガンガーの堤の上の樹にとまっているといわれています。その人がガンガーで沐浴してあがってくると、罪たちが樹から飛び移って、またその人の肩の上にとまります。(皆笑う)沐浴して、河から一歩二歩、あがってくるや否や、肩に飛び移るのです。
 それゆえ、神の御名を唱えなさい。それとともに、そうすることによって、神への熱烈な愛が持てるように、祈りなさい。  そして、すべては一日二日だけのものであるような、そのような金、名声、肉体の喜びへの愛着が少なくなるように、祈りなさい。 』

――ラーマクリシュナ・パラマハンサ

ガンジス川で沐浴すると罪が逃げるらしい。
鎖につかまって、流されないようにする

向こう岸まで泳いで横断している先生とTさん
すごい人。みんな入って、私も入った。
川の水がちょっと冷たく感じたが、
横にいた先生が、
「頭まで一気にいったほうがいいよ」
というので、ザブッと潜った。

本当にすぐ冷たさはなくなって、とても気持ちよかった。

川から上がった後、不思議と体は軽かったのは私の汚れや罪は少し減ったからだろうか?
全身を白くしたシヴァ派のサドゥ



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