みんなと最後の夜
8月24日3度目に再びデリーに戻ってきた私らの夜は、洋食メニューが豊富な屋上テラスのおしゃれなレストランだった。
私は特にこれといって食べたいものがなかったので値段で決め、安い「クミンライス」にして、塩をかけて食べた。クミンライスで90ルピー(160円)に、消費税とチップを入れると、日本の「ライス小」より高い。インド人庶民の金銭感覚になりつつあった私には、かなり高級店であった。
まずいラッシー
夕食後、バナナラッシーが非常に美味しかったカフェに、また一人で飲みに行こうとしていたところ、外でばったりKちゃん、Tちゃん、Tさんに出会った。私はラッシーを飲みに行くんだというと、Kちゃんは、という。私はお昼に飲んだラッシーがすごく美味しかったから、ぜひ教えたくなって一緒にラッシーを飲みに行くことになった。
お昼のお店を探したが、夜の町は雰囲気が違い、どのお店だったか全然わからなくなっていた。
結局、適当にお店に入った。
Kちゃんには、またもやマズいラッシーを飲ませてしまい、大変申し訳なく思ったが、まだまだ神から「おあずけの試練」が続いているんだろうかと思った。
ラッシーを飲みながらみんなで話をした。
このときも、一途に、一生懸命修行を取り組んでいたTさんの話に、また励まされたのだった。
ラッシーはまずかったけど、それもインドらしく笑えてきて、みんなの修行への想いや体験を聞けて、有意義でとっても楽しかった。
インドで最後の勉強会
ホテルの部屋のベットの上でお話をされる姿は、まるでラーマクリシュナの説法の姿を連想させた。先生は高熱を出しており、起きているのもしんどそうなのに勉強会は始まった。先生が熱があるのもあり、エアコンを付けていな部屋は、インドの気温+私らの熱気も加わって、サウナのようになっていた。
そんな中で、特に印象に残っている話は、
「ここがインドであるが、横浜の教室で勉強会しているかもしれない」
というような話。
時空を超えた超越した話に、半分理解したような理解はしていないような感じを受けたが、この『現実』っていうのが私の観念で、ここがインドだと思っているけど違うかも知れない。インドに来た「夢」かも知れないし、あやふやになっていった。
インドはパラレルワールド的に高い世界とつながっていて、そういう感覚を感じさせてくれるのかな?
さらにこの状況、先生の熱を出しても私たちのために勉強会を開いてくださる姿をみていると、菩薩としての姿を身をもって、学ばせていただいたような感じを受けたのだった。
おわり
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今回のインドでは、いろんな人にお世話になった。
お腹を壊したとき、インドの整腸剤をくれたちこさん。
顔が腫れているとき、ビタミン剤をくれたTさん。
ももの化粧水をくれたH子さん。聖水をくれたYさん。ウエット脱脂綿をくれたMさん。
熱が出たとき、濡れたタオルを作ってくれたA木さん。
食糧をくれたりクリシュナのペンダントをくれたエミーさん。
残り2日間のデリーを、同行してくれたシショーさん。
思い返すとまだまだ沢山の法友に支えられたこと!
感謝します。みんなありがとう。
また今回インド旅行を企画して、ずーっとサポートしてくれた先生とインストラクターの方に心から感謝いたします。
それから、この旅を与えてくださり、私やみんなを守ってくださった神々に感謝いたします。